第1回 記念館講座「熊谷恒子の書の魅力」に参加して

2015年1月17日(土)大田文化の森にて、大田区立熊谷恒子記念館 山中千紗子学芸員による 第1回記念館講座「熊谷恒子の書の魅力」が開催された。明治26年京都に生まれた恒子は、熊谷幸四郎と結婚後、銀座の鳩居堂東京支店出店にともない東京へ転居。昭和八年の出品作「土佐日記」の受賞をきっかけとして、かな書の書道家としての道を切り開き、昭和40年には美智子皇后陛下(当時は皇太子妃殿下)の書の進講者として功績を認められた女流かな家の第一人者である。かな書の歴史、熊谷恒子の作品の魅力について、表現技法 「連綿」「散らし書き」「筆線」「造形美」「空間の美」の解説は、さらに興味深いものとなった。


 実際の作品は、熊谷恒子記念館で是非鑑賞いただき、ギャラリートーク(1/24、2/21、3/28 13:00~)にも参加してはいかがだろうか。詳細はこちらから→


また、京都再生PR事業「京あるき in 東京2015」(2015/02/4~03/2)のスポットとしても紹介されている。